薪ストーブと家族

ストーブの周りには自然と家族が集まります

既存住宅に設置 テレビを見なくなり、娘は本を読むようになった。

ストーブを焚くのは11月中旬から4月くらいまで。およそ半年間暖房はこれ一台で済んでいます。冬といえばそれまで、炬燵に入って丸くなり、何をするのも億劫だったのに、薪ストーブを入れてからは家の中で薄着でいられるし、気分もはつらつして身体も自然と動くようになりました。

薪ストーブは入れたいと言ったのは私です。住んでいたのが古い家だったので、断熱工事と一緒に、6畳3部屋を仕切っていた襖などを取り払う改築をして、リビングにストーブを置いています。今では家族にとってあって当たり前の存在になりました。

冬の朝は夫が5時くらいにストーブに火をつけてくれます。1時間もすればすっかり暖かくなるので、そしたら朝の準備をします。前の晩にハースゲートに着替えの服を掛けておけば、翌朝温かく着られますし、前日に仕込んでおいたスープもほどよく温まっているので、朝ご飯においしくいただけますよ。

うちは共働きで、子どもも学校に行っており、昼間誰も家にいないので、夕方には私か主人のどちらかが先に戻ってストーブを付け、その後子どもを迎えに行きます。その時できる方がやっているので、負担には思いません。主人もどうやら火を着けるのが楽しいらしく、自分なりの方法を編み出しているみたいです。

子どもの火傷やケガが心配だって声をよく聞きます。でも大丈夫ですよ。最初に「ストーブって熱いよ」と教えましたが、子どもだって触ったり近づきすぎたら熱くて危ないことは自分なりに分かるものです。私と同じで寒がりの娘は、ストーブが着いていないと怒るくらいです。

薪ストーブ暮らしが始まって、テレビを見なくなりましたね。我が家のテレビは2階にあって、そこにはストーブの熱が届かないから、誰も行きたがらないんです(笑)。リビングでの家族の会話も増えたかもしれないし、娘は自然と本を読む時間が増えました。休みの日には、スープストックをよく作ります。ガスでじっくり煮込もうとすると料金が気になりますが、暖房も兼ねた薪ストーブなら気兼ねなく使えます。

ホームパーティの機会も増えました。娘の友達が集まってするクリスマス会では、ストーブで作ったピザやチキンが大人気です。ストーブを焚く冬だけじゃなく、夏も人が集まる家になりました。ストーブのためのリフォームがうまくいったからだと喜んでいます。

Kさんが使っているストーブ
IRONDOG Nº07

  • 長野県在住 Kさん
  • 女性
  • 商社勤務
  • 家族構成:3人(夫、娘)+猫4匹
  • 夫婦共働き
  • ストーブ:IRONDOG Nº07
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